インタビュー#4
祖母のアルバムづくりを通して、祖母の人生をたどり、振り返るきっかけになりました
山谷芽美さん(栃木県)インタビュー

Q:今回アルバムをつくることになったきっかけを教えてください。
A: 2022年7月3日に米寿を迎えた祖母へのお祝いとしてアルバムをつくりました。 私は高校時代、祖母宅の近くの高校に通っており、3年間祖母と一緒に暮らしていました。そんな大好きな祖母に、母の兄弟と私の家族で米寿記念のアルバムを1冊プレゼントしようと計画しました。
Album Life: 米寿のお祝いにご家族みんなでアルバムを贈られたなんて、本当に素敵ですね。 アルバムが祝福と感謝の気持ちを形にする、あたたかな贈り物になったのだと思います。
Q:アルバムに入れる写真はどのように選びましたか?
A: 母と叔母に選んでもらいました。祖母が結婚前に勤めていた百貨店での白黒写真や、家族の集合写真など、懐かしい写真がたくさん出てきました。母と叔母は写真を見ながら思い出話に花を咲かせ、最初は「大変そう」と思っていた作業が、いつの間にか楽しい時間になったようです。
アルバムを開けば、その時に戻れる──娘と一緒に育む思い出のかたち
村野麻湖さんインタビュー

Q:完成したアルバムを渡したときの祖母の反応はいかがでしたか?
A: 本当に涙を流して喜んでくれました。「もうこの1冊だけでいい!」と言って大切にしてくれました。祖母はちょうど入院していたのですが、元気なうちに一緒にページを選び、思い出を語れたことがとても良かったと思います。
Album Life: アルバムがご家族の「ありがとう」の気持ちを形にし、お祖母様の心に深く届いたのですね。 ページを開くたびに、愛情と歴史がよみがえる──それがアルバムの持つ力だと感じます。
Q:アルバムをつくる過程で印象に残っていることは?
A: 残念ながらコロナ禍で病室には入れず、娘(私の子ども)と祖母が直接アルバムを一緒に見ることはできませんでした。 それでも、娘がアルバムを見て祖母のことを知ることができ、アルバムを通して祖母の思い出をたくさん話す時間を持てたことが、私にとってかけがえのない素敵な時間になりました。
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Q:アルバムづくりを通して感じたことを教えてください。
A: アルバムはただ写真を整理するだけでなく、人生を振り返る時間をつくってくれます。 祖母の笑顔や涙、そして「ありがとう」の言葉は、アルバムを通して私たち家族に伝わりました。 アルバムをつくることで、大切な思いを次の世代に残せることを実感しました。
Q:最後に、山谷さんにとって「アルバムのある暮らし」とは?
A: アルバムは思い出を残すだけでなく、「想いごと」つないでくれるものだと思います。
祖母の大切にしてきた人たち、 大切にしていたモノ、 そして祖母の“好き”をみんなで詰め込んだアルバムだからこそ、 その想いが祖母に伝わり、喜んでもらえたのだと感じました。
祖母が亡くなった今、ページをめくるたびに祖母に会える――。 作ったのは私なのに、祖母からの愛情や想いを受け取れる「家族の充電アルバム」です♡
誰かを想って綴るページは、作る人も見る人も何度でも幸せになれる。 そんな“アルバムのある暮らし”を、これからも続けていきたいです。
Album Life: 山谷さん、素敵なお話をシェアしてくださりありがとうございます。 アルバムには、思い出を未来へつなぎ、家族の絆をより深めてくれる力がありますね。 これからも一緒に「アルバムのある暮らし」を楽しんでいきましょう。
